ENIGUNMA ISSUE 01「名残」
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最近、「複雑かつ正解がある問い」に対してAIを使って調べるようになりました。複雑かつ正解がある問いとは、「イラレでアートボードごとに個別のPDFで保存する方法」とか、「碓氷峠の関所が当時どれくらい厳しい検閲を行なっていたか」とかです。
みなさんの中には、「単純かつ正解がある問い」……たとえば「重曹で油汚れを落とす方法」とかも、AIで調べるという方も増えてきたのではないかと思います。
そして今後は、「正解のない問い」もAIに答えを求める時代がやってくるのではないかと思っています。「親に殴られた、どうしたらいい?」とかね。
で僕は、AIでなんでも調べられる時代になるからこそ、「人に聞く」「現地に行く」「図書館で調べる」ことの価値が相対的に上がっていくと思うんです。逆に。
これらの方法は、すぐに正解に導いてくれるわけではないのですが、その道中でいろんな副産物を僕たちに与えてくれます。「喫茶店の人と顔見知りになる」とか、「草津町の民話がおもろすぎることを知る」とか。こういったことを、僕は「友達的なつながり」と呼ぶことにしました。今から。
友達といっても相手は人間でなくて「街」でも「道」でもよいのですが、みずから興味を持ち、仕事(=短期的な利害関係)ではなく趣味(=長期的な利害関係)でつながるということが肝です。
この「友達的なつながり」は、人生の選択肢を増やし、豊かにしてくれるものだと思っています。一般的に、友達が多ければ今の仕事はいつでも辞められます。これは本当に。
だから僕はライフワークとして地元である群馬県についてずっと調べています。noteの別アカウントで記事を書いているのですが、一旦冊子にまとめました。やはり実物だ。
